ゴミ屋敷とトイプードルと私 明日香編　ネタバレと感想！

すべてはここから始まった。ゴミトイプの一番初めの明日香編！

SNSや広告でも話題の「ゴミ屋敷とトイプードルと私」

このシリーズは人気がでて、このあと主人公を変えて何回も続編が出ています。

今回は1番最初の明日香編をネタバレしたいと思います。

ではさっそくいってみましょー！

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ゴミ屋敷とトイプードルと私 明日香編 ネタバレ

コンパクトにまとまっている割には

起承転結、いや起承転落？がしっかりしており、読み応えたっぷり！

主人公はアラサーで34歳の広告代理店に勤めるOL明日香。

明日香は子供の頃から美少女で姉の今日子に比べてえこひいきをされて（甘やかされて）育ちました。

そのため全てが自分の都合の良いように進むと思って生きてきました。

そんなアスカの日常から物語がスタートします。

SNSに没頭する明日香。

ものが散乱し、ゴミ屋敷のような部屋の中で

携帯電話を片手に写真を撮る明日香。

写真の先には

ガムテープでブランド物のクッションに繋がれたトイプードル

（なんと30万！）。

SNSで可愛く加工しトイプードルのソラくんを紹介します。

フォロワーからも「トイプードルかわいい」「明日香がキレイ」「新作のAMERのリングだ」など明日香が狙っていた言葉通り絶賛されます。

実際トイプードルは全くアスカになついていません。

撮影が終わったらトイプードルを乱暴に扱うアスカ。

アスカは鏡を見ながら化粧を始めます。

鏡は嫌いだと思います。

小じわもシミもしわも隠してくれないからです。

アスカの生きがいはSNSにキラキラした毎日を掲載すること、

そのために命をかけています。

アスカの職場の話です。アスカが出社すると10歳下の後輩のサヤと仲良く会話します。

サヤに憧れら年下の後輩でも年の違いを感じさせず、

ダイエットや美容、流行や新しいレストランの話が合うことを誇りに思うアスカ。

さらに取引先のおじさんにもしつこく声をかけられ

モテてモテて困ってしまいます。

しつこく絡まれているところを

イケメンクリエイティブの徳井に助けられます。

徳井はアスカに気があるように見えます。

そんな感じでアスカの職場生活はまさにバラ色です。

後輩のサヤにも、モテますよね、と褒められ上機嫌になります。

「これでも34歳だし、もともと読モやっていたし。

意識高めでいたいんだよね」と

上機嫌になります。

アスカは自分よりブスの姉今日子のことも見下しています。

今日子は結婚した時は勝ち誇ったような顔をしていましたが、

今日子の旦那とアスカはすでに寝ていました。

「残念でしたおねえちゃん、

私のほうが可愛いって言って喜んで腰振ってたよ」

（こ、こわ〜〜〜〜）

一方アスカの離れにある部屋の汚さを心配する母。

今日子に頼み、一緒に部屋に入ると・・・

衝撃の光景が！

撮影用に買ったので用が済んだらポイ。

世話をされず瀕死のトイプードルを見つけ、

驚いて絶叫します。

（ココは本当に心が痛みます。ソラくんが可哀想過ぎる・・・）

しかし、そんなアスカに転機が訪れます。

早速サヤを誘って行ったホテルのランチ代をご馳走しようと

支払おうとカードを使うと、

引き落としができなくなっていることがわかります。

後輩のまえで恥をかいたと怒って自宅に帰ると、

アスカの父が病気で倒れています。

それまでアスカは両親には

甘やかされ好きにお金を使い借金も親に返してもらい

好きなものを好きなだけ買って暮らしていましたが、そのような余裕がなくなってしまいました。

アスカはこれから自分で自分の世話をしなければいけないと

姉の今日子に言われますが自分はそんな生活まっぴらだと思います。

父の収入がなくなったためアスカの今までの金遣いは通用しなくなります。

とりあえずカードの支払いだけでも急いでしなくてはと焦っているアスカ。

その時取引先のしつこく言い寄ってくるおじさんに夜の街で遭遇します。

これまでは結構な額のプレゼントやご馳走も一晩共にすればチャラにしてもらえていたアスカ。

今回もたくさんお金がもらえると踏んで取引先のおじさんと寝てしまいます。

「明日香ちゃんとヤレるなんて最高だよ」とおじさんもご満悦の様子。

しかし・・・！

しかし実際アスカに渡されたのは

わずか3000円。

おじさんにどうしてこの額なのかと詰め寄るアスカ。

おじさんは言いたいいことに気づいたのか

鼻で笑ってアスカをたしなめます。

「もしかして援助交際のつもりか」

「若い子でもないのに勘弁してほしい」

「自分が気を遣ってアスカのことをちゃん付けで呼んであげている」

さらに

「風俗に行くお金がない時は、またやらせてくれ」

などと言います。

アスカは唖然としますが

なかったことにしようとその夜の出来事を忘れます。

翌日会社に出社する前にもキラキラしたSNSを投稿するアスカ。

しかし出社してからみんなの様子がおかしいことに気づきます。

なんと昨日の夜アスカが取引先のおじさんと寄って歩いていたり

キスをしていたりする場面が撮影され社内に拡散されていました。

アスカは驚いてトイレの個室に駆け込みます。

するとトイレに女性陣（サヤとその仲間たち）が笑いながら入ってきます。

扉の向こうでは明日家を馬鹿にする後輩女性たち。

「わらかすわー、クソワロター」

「やめてやめてお腹痛い（笑）」

「なにがこうみえて34歳だ、どう見ても歳相応」

「いつまで自分のことを”女の子”だと思っているのか」

「徳井さんに好かれていると勘違いしているが、コウくん彼は私の彼氏だから！

２人でババアのSNS見て笑ってたわ！」

などと言われ、彼女たちが写真を拡散したこともわかります。

アスカは自分がどう思われているのかが分かり怒り狂います。

おかしくなったアスカはエレベーターホールにいる徳井の元へ。

常軌を逸した顔で徳井に対し2人でホテルに行こうなどと誘います。

最後の砦だった徳井にも冷たく「キモいっすよ」とあしらわれます。

アスカは徳井にすがりつき「私のことが好きなんでしょう」と

詰め寄りますが警備員に抑えられそのまま会社をクビになります。

その後アスカはクレジットカードを家族に取り上げられ、

病気の父の介護をすると言う条件で実家の離れに住むことを許されました。

アスカのかわいそうな顛末は・・・

アスカはすっかり出歩くこともなくなり

体重が10キロ増え着飾っていた頃のキラキラ感はなくなります。

父のオムツを変えながらお菓子を貪る日々になります。

もう誰も見ていないアスカのSNS。

しかしアスカは最後までキラキラしている自分を見せたいがために

嘘で塗り固めた投稿を続けます。

誰も見に来ないし画像も書いてあることも全て嘘。

それでも構わないこの中では私は今でもキラキラ輝いている。

アスカの常軌を逸した顔で明日香編は終わります。

マイスターの感想♡

いかがでしたでしょうか。

短いながらもSNSに翻弄された女性の転落劇とドロドロした心理描写がよく見えたとても面白い作品だと思います。

作者の池田ユキヲ先生は

このほかにも胡蝶伝説や絶望少女漫画家など

過激だけど女性心理をよくついた作品を書いており

今回もスピード感がありとても楽しかったです。

ここまでの人は周りにはいないけど、

ちょっと共感してしまうようなアスカの心理もあったりしてなんかあまり他人事じゃないなぁなんて思いました。

このマンガがとても話題になったからか

アスカの周りの人々さらにまた違う世界の人々を主人公とした続編が

この後も展開されています！

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